山の上でもデザートを楽しみたい!
本格的だけどフライパンで簡単に作れるデザートを作ってみましょう。
けど、作る品数が増えるほど料理の具材が多くなってしまいます。
あれこれ詰めていくと
「乳製品などの管理が面倒」
「調味料とか登っている途中でこぼれたらどうしよう」
「荷物が重たくなるかな」
など不安に思うこともあるかもしれません。
今回は私が経験上身につけた 「品数が増えても賢く食材を運ぶポイント」と 「フライパンで作れるデザートレシピ」を紹介していきます!
このポイントを身に付けることで、山での料理の不安を解消し、最高のデザートも作れちゃいますよ!
品数が増えても大丈夫!上手に食材を運ぶポイント
山でも本格的な味を楽しみたい!
けど荷物が増えるほど体力の消耗が増えるうえ、バックパックの大きさにも限りがあります。
なので山の上では背負える荷物の量が限られています。
そこで、私が登山の時に注目したポイントがこちら
・必要な分をいかにコンパクトにパッキングができるか
・いかに食材を長持ちさせるようにパッキングするのか
・いかに他の荷物を汚さないようにするのか
今回は軽量化と食材の長持ちと綺麗さを保つことを図った持ち運び術4個を紹介していきます。
1、ジッパー付き袋は丈夫な冷凍用を選ぶ
ジッパー付き袋を選ぶ際には、多少割高になりますが、
袋が厚く、耐久性が高い冷凍用を選びましょう。
お手頃価格のジッパー付き袋に料理の材料や調味料を入れたこともありましたが、
バックパックの中で破れて他の荷物が汚れてしまった経験から、冷凍用を選んでいます。
2、粉末調味料や液体調味料は小分け容器に移し替える
調味料は小瓶のまま持っていくのではなく、使う分だけ小分け容器へ入れて持って行くとかなりの軽量化になります。
また、液体調味料はバックパックの中でこぼれないように、スクリュー式容器に移し替えましょう。
こんな感じでまとめています。
また、計量する手間も省け、料理するのがスムーズなったのでおすすめですよ!
3、潰れやすいものは容器に入れる
卵ケースやバナナケースなど、
潰れて困るものは軽量な容器に入れておきましょう。
最近新しいものを買うために100円ショップに行きましたが、
バラエティー豊富なケース入れを見かけて感動しました。
4、保冷食材は保冷バックに入れる
持ち運びしやすい小さめサイズの保冷バックがあると重宝します。
私は以前デザートの材料を保冷バックではなくスーパーのレジ袋に入れてしまったことで失敗した経験があります…。
以下で紹介しますね。
保冷バックの中には冷たいものをいれましょう。
保冷剤の代わりに凍らせた飲み物や食品を入れても十分に具材を冷やすことができますよ。
是非以上の持ち運び術を参考にし、
軽量化、食品の長持ちも図りつつ、現地でスムーズに料理ができるようにしましょう!
食材を運ぶときのNGポイント!実際の失敗談から解説
先ほどの持ち運び術は4つありましたが、
これからは食材を持ち運ぶときのNGポイントを1つ私の失敗経験から紹介します。
以前金剛山でホットケーキを焼こうと材料をパックに詰めて持って行ったことがありました。
一応夏の気温が高い時期だったので、凍らせたペットボトルを保冷剤代わりにスーパーのビニール袋へ入れました。
そしてその中にバターと牛乳と、あらかじめホイップした生クリームを一緒に入れました。
汗をかきつつ山頂に到着。
荷物をだして…さあどうなったか。
ペットボトルの水滴でスーパーのレジ袋の中はびしょびしょに。
バターはすっかり柔らかくなってつぶれていました。
ホイップした生クリームは溶けてしまい、なんか「思ってたのと違う」感じのホットケーキを作ったことがあります。
何がいけなかったのか。
保冷バックではなくスーパーのレジ袋に入れたのがいけなかったのです。
ということで保冷食材を保冷バックに入れなかったことがNGポイントですね。
以上が私の失敗経験でしたが、上記の持ち運びのコツを身につけることでこのようなことを防ぐだけでなく、
・具材の日持ちができる
・バックパック内を汚す心配ゼロになる
・荷物がコンパクトにすむ
などなどメリットがたくさんありますよ!
皆さんも是非今回の記事を参考にして、品数が増えても上手に食材を運びましょう!
フライパンでできる!山デザートのお手軽レシピ
これまでは、食材をたくさん運ぶときに特に役立つポイントを押さえてきましたが、調理器具もできるだけ減らしたいところ。
そこでフライパンでできるデザート3品を紹介していきましょう。
まずは朝食としても人気なあのデザートから紹介します。
1、フレンチトースト
材料は
食パン:1枚
卵:1個
牛乳:40ml
砂糖:大さじ2
オリーブ油:適量
です。
また、好みで好きなフルーツを添えるとさらにおいしくなります。
私はブルーベリーと一緒にいただきました。
作り方は
①容器に牛乳、砂糖を入れ、泡立て器でよくかき混ぜます。
このときはまだ卵をいれません。
山の上では卵液を余らせないために、卵は牛乳と砂糖とは別にします。
②食パンは耳を除いて4等分に切り、密封式ビニール袋へ入れ、①を流し入れます。
③火をつける前のフライパンにバターを塗ります。
卵を割り入れ、よく溶き、②の食パンを取り出し、両面に卵をつけます。
④そのままフライパンを火にかけ、両面を焼きます。
このときにこまめに焼き色をチェックするようにしてください!
すぐ焦げちゃうので要注意です。
追加コメント
ここで、昭和生まれの私から平成、令和世代にアドバイス!
余った食パンの耳を、フライパンに油をしいて、砂糖をまぶして炒めると
おいしいラスクができあがります。
是非お試しあれ!
続いて、オーブン不要、フライパンで作れる珍しいケーキレシピです。
2、りんごのケーキ
材料は
りんご:1/2個
バター:5g
砂糖:10g
ホットケーキミックス:50g
卵:1個
牛乳:45ml
です。
追加ではちみつと一緒に食べるとさらに美味しくなりますよ。
作り方は
①フライパンにバターと砂糖を入れて中火であたため、キャラメルを作ります。
②りんごは芯を除いて薄切りにし、①に加えて炒めます。
皮は向かなくても大丈夫。お手軽!
③他の容器にビニール袋を被せます。
その中にホットケーキミックス、卵、牛乳を入れてよくかき混ぜます。
そしてビニール袋の先を少し切り、②に流し込んで蓋をします。
ビニール袋を使うことで、他の容器が汚れずに済み、洗い物が減ります!
④弱火にして10~15分焼きます。
このときに余ったりんご半分をかじりながら焼きあがるのを待ってます。
⑤生地の中央を触ってみて、生地がくっつかなくなれば完成の合図です!
くっついていたらもう少しの間弱火で待ってみましょう。
私が作った時はむしろ焦げ目がついたぐらいですが…。
追加コメント
食後にこれを作ると、おなかいっぱいになって食べきれないこともあるので、
追加でジッパー付き袋を持ってきて、その中にいったん入れて、
下山途中におなかに余裕が出てきたら食べてます。
最後に、とっておきのこってり甘ーいデザートを紹介します。
3、ミニチョコパンケーキ
材料は
ホットケーキミックス:80g
ミルクココア(粉末):1袋
水:100ml
板チョコレート:約15g
です。
ホットケーキの間に板チョコレートを挟むと、
パンケーキがさらにおいしくなると思い挟んでみました。
作り方は
①クッカーに水を入れて沸かし、ミルクココアをいれてかき混ぜます。
この時点で温かいココアが完成!思わず飲みたくなりますが、我慢。
②粗熱がとれるまで待ちます。
他の容器にビニール袋をかぶせ、その中に①とホットケーキミックスを加えてかき混ぜます。
③②のビニール袋の先を少し切ります。
温めたフライパンに適量を絞り出し、プツプツと小さい泡が出てきたら上下をひっくり返します。
容器が汚れないし、量も調節しやすいのでこの方法がオススメです。
④パンケーキのあいだに食べやすく割ったチョコをはさんで完成!
アツアツのうちに挟むとチョコレートがトロトロにとけて、味も写真映えもいい感じになります!
追加コメント
食べる時に、溶けたチョコレートが服につかないように注意しながら食べてください。
あと、口の周りにもつきやすいので
服や口を拭くためにウエットティッシュは欠かせないですね。
まとめ
山ごはんに、山デザートもくわえていかがでしょうか。
料理の品数を増やしていくと、山レシピのレパートリーが増えます。
品数を増やすと持っていく食材の量が増え、管理が難しくなるのではという不安が沸くかもしれません。
私も最初の頃は金剛山でのホットケーキの出来事のように、食材の運び方で失敗したことがあります。
ですがコツをつかめば荷物もコンパクトに済むし、安心安全に食材を運べ、おいしく料理をつくれます。
おいしい思い出を作っていきましょう!
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