山でご飯を作って食べてみたい!
そう思ったことはありませんか?
私も登山を始めたころは、コンビニやスーパーで買えるお弁当で済ましていましたが、
山でご飯を作って食べている登山者たちを見てきて、
次第に「私もやってみたい!」と思うようになったことが山ごはんを作るきっかけになりました。
いざ山ごはんのグッズを買おうと思って専門店に行っても、
たくさんの種類があって「どれがいいの?」となってしまいました。
おそらくこれを見ているあなたもそうではないかと思います。
最初から完璧に揃えるのはなかなか至難の業です。
お店に並んでいるのはどれも魅力的で、お金に余裕があればあれもこれも大人買いしたいですね…。
でもそういうわけにはいかないフトコロ事情。
まずは手軽に山ごはんを始められる、
火を使わずフライパンやケトル1つでできるレシピを紹介しましょう。
最低限これだけ揃えておけば大丈夫!おすすめ調理グッズ
今回紹介するレシピに必要な調理器具はたったこれだけです。
・クッカー
クッカーとは、鍋やフライパンなどの調理セットです。
私も山ごはん初心者の頃にこれを買っており、10年経った今では焦げ目やゆがみがありますが、
山登りに欠かせないパートナーとなっております。
とはいえ、クッカーにもたくさん種類があります。
自分のものを選ぶ際、山歩きのスタイルに合わせて選ぶといいです。
・一人用か、二人用か
・調理用か、湯沸かしのみか
なぜなら用途によって
山に持っていくクッカーのサイズや素材が変わってくるからです。
山へ持っていく荷物はできるだけ少なく軽いほうが良いので
クッカーの種類は慎重に決めましょう。
また、クッカーの素材には
・強度があり、且つ薄く軽量にできるチタン
・熱伝導率が高く調理がしやすいアルミ
の2種類が主ですが、初心者はこのどちらかでしょう。
おすすめとして、600ml程度の鍋と160mm程のフライパンの2つがあれば大抵の2人分の料理はまかなえます。
ちなみに私の10年来の相棒はこちら。
Snowpeakのアルミ製600mlと400mlです。
主に使うのは600mlの方で、これだと具材をたくさん使った料理をするときも、あふれる心配なく余裕で使用できます。
フタはフライパンにもなるので、荷物の軽量化にもなり、この1セットだけで1~2人分の調理が十分まかなえます。
ただアルミ製なので、チタン程軽くはないし、私のクッカーはフッ素加工されてないので、焦げ付きやすい面もあります。
最新のものはフッ素樹脂加工されているものがほとんどなので、そういう心配はないでしょう。
私もショップに行って最新の調理セットなどを眺めては買い換えようかなあと思ったりしますが、やはり数々の山ごはんを共に作ってきた10年来の友とは離れがたく…。
新品を買うのはもう少し先の話になるでしょうか。
以上がクッカーの紹介です!
今回は火を使わないレシピ紹介ですが、今後火を使う際にもマストアイテムとなります。
5分以内でできる!山ごはん初心者のための超かんたんレシピ
今回は山の上で混ぜるだけのおかずレシピと、家で下ごしらえをするレシピを2選ずつ紹介していきます。
カップラーメンよりも早い!山の上で混ぜるだけのおかず2選
まずは、ご飯に合うとっておきのレシピから紹介していきます。
1、ゴマサバ
材料は
サバみそ煮玉:1缶
白すりごま:大さじ1
の二つだけです!
あ!でも白ご飯を持っていくのを忘れないで!
絶対ご飯がすすむレシピなので、私はこれを作るときおむすびを2つくらい一緒に持って行ってます。
作り方も
①上記二つをおはしなどでクッカーの中で混ぜて…
②あっという間に完成!
混ぜるだけだから、カップラーメンを作るよりも簡単!
料理が苦手な娘でも作れちゃいます!
追加コメント
山ごはん初心者レシピとして紹介しましたが、
私は今でもとにかくおなかがすいて早く食べたいときや、仕事から遅く帰ってきた時にこのおかずを作っています。
ちなみにアクセントとしてラー油をかけてもおいしくいただけます。
では「山の上で混ぜるだけのおかずレシピ」2つ目を紹介します。
2、フルーツ&ナッツコンビーフ
材料は
コンビーフ:1缶
ミックスナッツ&ドライフルーツ
の二つ!
これは先ほどのゴマサバと海苔ツナと違って、
クラッカーやパンと一緒に持っていくのがオススメ!
私はクラッカーと一緒に食べるほうが好きです。
作り方は
①上記二つをクッカーの中でまぜて…
②材料が程よく混ざったらすぐ完成!1分もあればできました!
追加コメント
今回私はフルーツをたくさん入れましたが、そうするとより大人の味になりました。
私自身はコンビーフと甘酸っぱさのハーモニーがおいしいと思うのですが、
単純な味が好みな娘にとってはちょっといまいちだったかも…。
なのでミックスナッツとドライフルーツの量はお好みに合わせて調節してください!
続いて家で下ごしらえをして山に持っていく簡単おかずレシピを紹介していきます!
これらも超簡単です!
家で下ごしらえをする簡単山レシピ2選
「家で下ごしらえをするの?」と思ったあなた、ちょっと待ってください!
家で下ごしらえをする料理もまだまだ簡単です!
これからは私が作って、家と山の上それぞれ5分以内、
長くてもトータルで10分以内でできたレシピを紹介していきます!
また、下ごしらえをすることで山ごはんのレパートリーが格段に広がるのでおすすめです!
まず一つ目は、意外なあの食材がメインなレシピ。
1、パセリペースト
材料は
パセリ:1束
トマト:2個
玉ねぎ:1/4個
オリーブオイル:適量
レモン:1個、もしくはレモン汁があればOK
塩、コショウ:適量
この材料の多さで、大きめのタッパー丸々一つぶん(860ml)できます!
ちょっと多いかも…と思った人は量を調節してください!
作り方は
(家で)
①パセリ、トマト、玉ねぎはそれぞれみじん切りにしてジップロックにいれます。
野菜がバックパックの中でこぼれると大変なので、私は頑丈な冷凍用ジップロックに二重に入れて持って行ってます。
(山で)
②①を入れたジップロックに
多めのオリーブオイル、塩コショウ、絞ったレモン汁をいれます。
③仕上げはクラッカーや薄いトーストにのせて食べる…だけ!
具材を切って調味料を混ぜるだけだから、5分以内でできるし、山の上では食べるだけなので超簡単です!
ちなみに調味料は、100円ショップで買った小瓶や小袋にいれて持って行ってます。
荷物の軽量化になるし、料理もスムーズになります!
追加コメント
きっとこんなにパセリを食べたことがないって感動すること間違いなしの一品です。
山の上でのおすすめレシピとして紹介しましたが、
過去にクリスマスのホームパーティーでこの料理をふるまったところ、
あっという間にお皿が(860ml分)空っぽになるほどの大人気メニューでした。
なので普段のお家レシピとしてもおすすめ簡単レシピです!
そして本日最後のレシピを紹介します。
2、シーチキンサラダ
材料は
シーチキンパウチ:1袋
ピーマン:1個
塩、コショウ:適量
です。材料が少ないと料理コストも抑えられるのでいいですね。
ちなみにこれも白ご飯が合うので、おむすびを持って行ってます!
作り方は
(家で)
①ピーマンはタネを取り、縦に細切りする。
ピーマンの種を取るときは、
ヘタの部分を押すと時短になることをつい最近知りました。
(山で)
②持ってきたピーマンとシーチキンと塩コショウをまぜて完成!
今回はピーマンを生で調理しましたが、
苦みが気になるようなら少し炒めても大丈夫です。
追加コメント
お家でピーマンを切って、山では材料を混ぜるだけなので、
これはトータルで5分もあれば作れちゃいます!
簡単ですが、普段の忙しい朝ごはんレシピとしてもおすすめです!
まとめ
山ではいつもコンビニおにぎりやカップラーメン。
バーナーは持っているけどお湯を沸かすだけしか使ったことがない。
あるいは、バーナーやクッカーを持っていないけどどこから1歩進めばいいのか。
とお考えの方にまずは簡単に鍋一つあれば、持って行ったおにぎりやパンにひと手間であうもう一品を紹介してみました。
私も山ごはん初心者の頃は、何から準備をすればいいのかわからない状態でした。
ですが今回紹介したレシピはクッカーさえあれば、
材料を混ぜるだけであっという間におかずができます!
実は山の上って、火を使える場所が指定のテント場だけっていうことがほとんどですが
これらのレシピは火を使わないので、
指定場所でなくとも心置きなく作れちゃいます。
私もちょっとしたベンチや切り株の上で作りました。
山へ登って景色を見ながら美味しいものを食べる。
それがたとえ混ぜるだけでも立派な料理です。
いつもと少し違うちょっとした工夫がいつもの登山をより楽しいものに変えていくことが出来ます。
これからどんどんステップを踏んで素晴らしい景色とおいしい山ごはんをたっぷり堪能していきましょう。
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