「シェラカップ」とは、メモリがついた、鉄製のカップのことです。
一見ただのカップですが、登山家の間では人気のある道具です。
私は登山を意識してから初めてシェラカップの存在に気づきました。
山登りを始める前、近所の100円ショップで初めて見たとき正直「ペットのエサ入れと変わらないじゃん。」と感じました。
だけど登山専用ショップに行ったらまず見かけが違う。
そして値段も一番安くて900円台と、100円ショップと全然違う。
そして種類がたくさんある!
今では私も山料理便利グッズとして愛用しています。
なぜぱっと見何の変哲もないコップが山登りでは人気なのか。
今回は、
「私が実際使っているシェラカップの魅力」と、
「シェラカップを活用したレシピ」を紹介していきます。
シンプルなのになぜ人気なのか?シェラカップの魅力
体力をたくさん使う山登りでは極力荷物を減らしたいところ。
山ごはんでつかう道具もできるだけ減らしたいですよね。
そこでシェラカップの出番です。
こちらが私の相棒です。
なぜ愛用しているのか。
シェラカップは軽くてコンパクトなのに、マルチな役目を果たすからです。
それでは、私も愛用しているシェラカップのレビューと魅力を紹介します!
計量カップとして便利
シェラカップにはメモリがついていて、計量カップの代わりになります。
私のにもついていて、よく料理に使う水の量などをはかるときに使っているので便利です。
ちなみに、メモリの単位はmlと、oz(オンス)があり、mlだけのものと、mlとoz両方がついたものがあります。
私のは今の愛用はmlだけのものですが、日本での日常生活ではozはあまりなじみがないかも…。
ここでozのシェラカップをお持ちの方に、ozの解説をついでにしちゃいます。
1ozをgに直すと28.354523125g。
およそ28gです。
シェラカップについているozのメモリは大体4oz、6oz、8ozになっています。
それぞれ
4oz=113.398g
6oz=170.097g
8oz=226.796g
これらのメモリはお米を炊くときに便利です。
例えば1合分を炊きたい場合、6ozまでお米を入れて水を200mlほど入れるといいですね。
コップ、お皿、どちらとしても使える
大体のシェラカップの大きさは200~300mlです。
私のシェラカップも、浅すぎず、深すぎないのがポイントで、飲み物を飲むのにも、1人分のご飯を食べるにもちょうどいい大きさです。
まあ、私は食いしん坊なのでもう少し大きくてもいいかなと正直思っているところもありますが…。
また、上開きになっていることで飲み物を飲み干しやすいことや、ご飯も最後まですくいやすいこともポイントです。
なのでよくシェラカップで温かい飲み物を飲んだり、取り皿として使っています。
調理道具としても機能が充分
私がシェラカップの最大の魅力と感じているのは、直接火にかけることもできることです!
これだけで料理の幅が広がるから、かなり便利。
具材を炒めたり、また深さもあるのでお湯を沸かしたり、煮物を煮込んだりしています。
実際シェラカップを使って料理したレシピを後ほど紹介していきます!
以上が私が使ってみて感じたシェラカップの魅力です。
星5つ中、5つ満点をつけちゃいます!
登山の専門店に行けば、ステンレス製やチタン製など様々な種類のシェラカップが売られています。
ステンレス製は調理重視、
チタン製は軽さ重視など
それぞれの強みがあるので、用途や好みに応じて選びましょう。
ちなみに私はステンレス製を使っています。
このように、シェラカップ一つで何役も果たしてくれます。
一見シンプルな作りだけど山ごはんを作る際に大活躍間違いなし!
「ただのカップなのになんで一つ1000円もするの?」
と思うかもしれませんが、山グッズ専門店に行ったときにはぜひシェラカップもじっくり見てみて下さい。
シェラカップを使った簡単レシピ
いよいよシェラカップの魅力がわかったところで実際に使って調理してみましょう。
これまで私が作ってきたおススメ簡単レシピを3つ紹介していきます。
まずは、元気が出るのが間違いなしの一品です。
1、アボカド納豆キムチ
材料は
納豆:1パック
アボカド:1個
キムチ:1/2瓶(100g)
温泉卵:1個
しょうゆ:適量
です。
材料は白ご飯に合うものばかり。
これを食べる時はおむすびは必須です!
作り方は
①アボカドを半分に切り、種を取り除いて、皮をむきます。
アボカドの皮をめくるコツは様々あるようですが、私はスプーンを皮と実の間に差し入れて、皮に沿ってぐるっと動かして実をすくい取るようにはがす派です。
もう半分も同じように、皮をむきましょう!
②アボカドの身をざく切りにして、納豆、キムチと合わせて盛り付け、温泉卵を割り落としたら完成!
ここまでで2分以内でできます!
追加コメント
普段朝ごはんでふるまうと家族に喜ばれるし、山ではスタミナ食として私が長年愛用しているレシピです。
ちなみに納豆を食べ終わったシェラカップですが、山の上では食器を洗うことができないので、ウエットティッシュで拭いてます。
続いては、体を温めてくれる鍋の簡単レシピです。
2、山のイワシつみれ鍋
材料は
イワシつみれ缶詰:1缶
えのきだけ:1/2束
きざみねぎ:少々
鍋キューブ(寄せ鍋しょうゆ味):1個
です。
普段私は濃い目の味付けが好きなので、あっさりと食べたい方は鍋キューブは1/2個でもいいかなと思います。
作り方は
①イワシつみれ缶を開け、缶汁ごとシェラカップに移して火にかけます。
汁が足りなさそうなら水を加えてもOK。あとで味付けするので。
②鍋キューブを砕いて入れ、煮立ってきたら、えのきだけを加えます。
えのきだけが煮立つまで、湯気で温まりながら待ちます。
③きざみねぎをのせて完成!
ここまでで3分!あっという間です。
追加コメント
すぐに温まりたいときにこのレシピを作っています。
私は鍋を作るとき、〆の雑炊は必須なので、上記の材料に加えておむすびと卵を持ってきて作ります。
満腹度が上がって超おすすめです。
そして、こちらも冬におすすめのレシピです。
3、肉すい春雨温泉卵添え
材料は
牛肉(こま切れ):80g
春雨(小):1つ
九条ネギ:少々
温泉卵:1個
鍋キューブ(寄せ鍋しょうゆ):1/2個
ほんだし:1/2スティック
水:150ml
です。
味のアクセントが欲しい方は、一味唐辛子を加えるとおいしいと思いました。
作り方は
①シェラカップに水と春雨を入れて火にかけます。
②沸騰したら、ほんだしと砕いた鍋キューブを加えます。
③牛肉と九条ネギを煮て、温泉卵をトッピングして完成!
牛肉は固くなりすぎないように、さっと煮るのがオススメです。
追加コメント
疲れたときの肉はパワーがみなぎります。
ちなみに冬でも肉を持ち運ぶときは冷凍した状態で保冷バッグに入れてます。
油断禁物!
まとめ
一見するとシンプルな鉄製のカップ。
私も山へ行って実際に使うまで魅力を知りませんでした。
でもシェラカップはごはんを作る際にマルチな役割を果たしてくれる、
登山家の間では人気の山グッズです。
こんなにも魅力が詰まっているシェラカップ。
山だけではなく、お家の料理でも活躍すること間違いなしでしょう。
是非使ってみてください!
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