山でおやつを食べるメリットは?フライパン1つで作る山のおやつレシピ3選も!

デザート

みなさんこんにちは。

いずみが提案する初心者のための山ごはんへようこそ。

今回は山で作るおやつレシピを紹介していきます。

山で作るのは何も食事だけではありません。

「甘いものは疲れを癒してくれる」

このことをご存知の方は多いんじゃないでしょうか?

甘いものといえば…やっぱりおやつ!

途中の山小屋での小休止時に、少しテント泊用の炊飯場等を借りて作ってみるのも楽しいですよ。

山登りの時は長時間歩きます。

私はよくポケットに「あめちゃん」を忍ばせておきます。

(大阪のおばちゃんなので「あめちゃん」は必需品です。)

歩きながら無意識に口へ運んだり、出会った人に「あめちゃん、やろか?」とこれまた無意識に配ったり。

いつも袋丸々持っていきますが、だいたい登って降りてくるころにはほぼなくなっています。

そんな「あめちゃん」以外に、火の使える場所でザックを下ろして小休止する際時々おやつを作っています。

コンビニのおやつは手軽だけど、

自分で作ったおやつはもっとおいしいし、楽しい!

自分でも作ってみたい!と思っている方に向けて、

今回は「おやつを食べるメリット」と「山の上でつくれるおやつレシピ」を紹介していきます。

 

山でおやつを食べるメリットは盛りだくさん

普段はおやつをあまり食べていないという人にも知ってもらいたいおやつのメリットがあります。

 

上記にもあるように、

甘いものは疲れを癒してくれます。

山登りをしていると、地上で歩いているよりも何倍も疲れます。

それもそのはず。山道は石がゴロゴロ、木の根っこがむき出し、連続して足を高く上げる丸太階段があります。

それだけでなく、くさり場、滑りやすい土や落ち葉だらけの道…などなど、数え始めたらキリがないほど疲れる要素がたくさん。

若い人でも山登りに慣れていなければ、昭和生まれの私よりもバテているのを見てきました。

なるべく疲れずに山登りを楽しみたいですよね。

そこでおやつ!

おやつが山で果たしてくれる役割は次のとおりです!

 

おやつは、

・長時間歩くためのスタミナ回復、

・気温が低い時に体を温めてくれる、

・何より一緒に行く人と楽しい時間を過ごせる、

というように、山歩きにとってメリットがたくさん!

甘いものは元気の源です。

体力回復と楽しい時間はわかりますが、気温が低い時に体を温めるのは、どういうメカニズムで…?

ご説明します。

山登りは体力をたくさん使うスポーツ。

歩いていると、暑く感じてくるかもしれませんが、特に気温が低い秋からの時期などは、立ち止まってしばらくすると体は冷えていってしまいます。

山頂などはもっと気温が下がるので、エネルギー補給をしていないと、どんどん寒さを感じてきてしまいます。

身体が冷えていくと、固まってしまい思うように動けなくなってしまいます。

そうなる前に、体の内側から暖かくなるものを入れておく必要があります。

それが「甘いもの」です。

私は以前、甘いものを控えていた時期があって、何年か前に白山へ登った時、途中の休憩場所で寒さを感じたため白湯だけを飲んでいました。

山頂へと向かっていたところ、突然思うように足が前へ出なくなってしまいました。

寒さと疲れで体が動かなくなっていたのです。

休憩場所でも何でもない山道だったので、他の登山者に邪魔にならないよう、道端の大きめの石の上に座っていました。

その時に同行者に甘い紅茶を作ってもらい、それを飲んでしばらくすると動けるようになりました。

ここで甘いものの大切さを実感し、

「あの時白湯のほかに何か甘いものを食べておけば楽しく歩けたのに」

と反省した経験がありました。

以上のように、甘いものは他の食べ物と比べて短時間で体を燃焼してくれる役割を果たしてくれます。

そして体が温まることで体力が回復します。

 

人の体は、一度冷えてしまうとふたたび温まるまでに時間がかかってしまうそうなので、

すぐに体を温める作用があるおやつは常備しておきたいですね。

ということで、私は白山の時以来おやつを常備し、更に楽しさも追及するためおやつを山でも作るようになりました。

ある登山家は、「クッキーを忘れたら、登山を中止する」と言ったのだとか。

これだけおやつは山では重宝されています。

なので、「普段から間食は控えている」という方にも是非今回紹介するおやつレシピにトライして欲しいです!

 

フライパン1つでできる!山で作れるおすすめおやつレシピ

今回は、山ごはんと同じように、

オーブン必要なしの、フライパンでできる3つのおやつレシピを紹介していきたいと思います!

私は以下のレシピをお家でも、山の上でも作ったことがあります!

是非試してみる価値ありです。

 

まずは手軽につまめるあのおやつから紹介していきます。

1、ソフトビスケット

材料(5~6個分)は

ホットケーキミックス:150g

卵:1個

牛乳:大さじ2

油:大さじ1

グラノーラ:30g、または好きなナッツやドライフルーツをいれてもOK

サラダ油:適量

以上の材料を持っていくにあたって、

卵は卵ケースに入れておき、

牛乳は150mlの紙パックを持っていき、必要な分だけ使ったら、後はおやつと一緒にいただいちゃいましょう!

日持ちがしますし山の上でもスムーズに調理ができるので、私はいつもそうしてます!

 

作り方は

①クッカーに卵、牛乳、油を入れ、よくかき混ぜてからホットケーキミックスを加えてよく混ぜます。

このときにクッカーにビニール袋をかぶせて、容器が汚れないようにしておくと、後処理が楽です!

②グラノーラを加えてさっくり混ぜます。

③フライパンに火をかけ、温まったら②を直径5~6cm程広げます。

先ほどクッカーの中で広げたビニール袋の端を少しだけ切って中身を絞り出すようにすると、楽ちんです。

④弱~中火にし、上下を返しながら両面を焼いて、

⑤両面に焼き目がついたら完成!

フライパン一つで、ちょっと柔らかめのクッキーができました。

サクサクというより、少しモチモチした食感です。(個人的には好きです。)

サクサク感が欲しければ、気持ち長めに焼くとよいですが、焦げには注意してください。

 

追加コメント

モチモチしっとりしたソフトビスケットは、のどが若干乾いていても

喉通りがよく、腹持ちが良いので愛用しているレシピのうちの1つです。

あ、でも水分補給もこまめにしてくださいね!

 

続いては、やっぱりサクサクした食感のおやつが欲しい!という方におすすめの1品です。

2、麩ラスク

材料は

おつゆ麩:25個

バター:15g (他の冷たい食材や、保冷剤と一緒に保冷バッグにいれておく!)

砂糖:10g

きな粉:10g

です。

砂糖ときな粉は使う分を、それぞれ計量し、あらかじめ混ぜておいて

冷凍用ジップロックに入れておくと便利です。

 

作り方は

①フライパンを温め、バターを溶かして一旦火を止めます。

②麩を入れてバターをからめ、麩の両面に焼き目がつくまで余熱を使って炒めます。

私は焼き目が少し濃いめに欲しかったので、弱火にして温めました。

③密封式ビニール袋に砂糖ときな粉を入れ、②を加えて振ってまぶしたら完成!

私は味が濃いのが好きなので、砂糖ときな粉を少し多めに振りました。

いや、ちょっと写真では多すぎたかもしれません…。

 

追加コメント

一口が小さく、ポイポイ口に運べて歩きながらつまめるのがポイントです。

私は指にきな粉と砂糖がつくのが嫌なので、ビニール袋をはめながらつまんでいます。

 

最後に、フルーツ好きな方に、リンゴを使ったスイーツを紹介します。

3、りんごのコンポート

材料は

りんご:1/2個 (私は1個まるごと使います。)

水:200ml (1個まるごと使う場合は400ml)

きび糖:大さじ3 (1個まるごと使う場合は×2)

です。

きび糖が無い場合は、砂糖でもOKだと思います!甘くなれば大丈夫!

 

作り方は

①りんごは、芯をとって皮ごと薄めの、くし切りにします。

ちなみに切ったりんごを持ち運ぶ際は、りんごを一旦砂糖水にくぐらせた後、きび砂糖と一緒にジップロックに入れ、ジップロック内の空気を抜くようにしています。

色の変化が抑えられますよ。

②(山で)

フライパンに水ときび糖を入れ沸騰させ、りんごを加えて5分煮ます。

りんごがまだ煮詰まってない場合は様子を見ながらさらに5分煮ましょう。

③煮汁が少なくなって、りんごの色が透き通ってきたら完成!

家で作るときは、アイスクリームを添えてもおいしいですね。

 

追加コメント

出来立てアツアツもおいしいですが、冷めてもおいしいので

私は山の上でこれを作った後、ジップロックに入れて時間をおいて冷めた状態で下山途中に食べています。

ちなみに下山の時も体力を使うので、登っているときと変わらずしょっちゅうおやつを口にすることをおすすめします。

まとめ

今回はおやつが山の上では大事な理由と山の上で作れる手軽なおやつのレシピ3つを紹介しました。

上記のおやつレシピは、おかずを作る際にも大活躍なフライパンで作れる物です。

一緒に山登りに来ている相手に、山の上で手作りおやつを振る舞うと

喜ばれること間違いなしですし、また、1人でもおやつを作れば山登りの時の元気の源になることもできます。

おいしく、楽しく、元気に山登りを楽しみましょう!

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